電界とは
電界(電場ともいう)とは、帯電体のある所に他の帯電体を近づけると、この帯電体にはクーロンの法則の静電力が働きます。この静電力の働く空間のこと電界という。電界は、その点に1クーロンの電荷をおいたと仮定したときに、この電荷に働く力の大きさと方向で表わします。
わかりやすくを目指します
電界(電場ともいう)とは、帯電体のある所に他の帯電体を近づけると、この帯電体にはクーロンの法則の静電力が働きます。この静電力の働く空間のこと電界という。電界は、その点に1クーロンの電荷をおいたと仮定したときに、この電荷に働く力の大きさと方向で表わします。
電位とは、基準とする地点からの高さを意味します。また、その地点における位置エネルギーということもできます。プラスの電荷は、山の形をしていると考えると頂上の方が、電位が高いということになります。マイナスの電荷は、谷の形をしているので底の方が、電位が低いと考えることができます。
電気力線は、電界の状態を仮想の線を用いて表したものです。電界中に微小な正電荷を置くと、その電荷は電界による力を受けて電界の方向に動きます。このとき電荷が動いた仮想の線(電気力線)を用いて、電界の様子を一種の力線として、図に示すと便利でわかりやすいので、この仮想の線のことを電気力線といいます.
電荷に関する用語には、似たようなものが多くあります。そこで、ここでは電荷に関係する用語と意味を整理したいと思います。主な用語は、電荷、電界又は電場、電気力線、電束、電束密度、位置エネルギー、仕事などについて説明したいと思います。
真空中の点電荷が作る電界の強さは、電荷の大きさに比例し、距離の2乗に反比例します。点電荷からr[m]離れた位置の電界の強さを、すべての点について考えると、半径r[m]の球体のすべての位置の電界の強さになります。
電荷には、正と負の2種類があり、その電荷間に働く力は異種の電荷であれば吸引し、同種であれば反発するという性質があります。クーロンの法則は、電荷間に働く力の大きさを求めるためのものです。クーロンの法則はそれぞれの電荷の積に比例し、距離の2乗に反比例するという法則です。
万有引力と電気力(クーロン力)について考えてみます。万有引力の大きさから見ると、電気力(クーロン力)の大きさがどれほど大きいかが分かります。距離が1メートルのプラス1クーロンとマイナス1クーロンの電荷の引力の大きさは、90億ニュートンというものすごく大きいものです。
磁石と磁界の強さ 磁石がお互いに吸引したり、反発したり、鉄を引きつけたりすることはよく知られています。 異種の…
ひと巻きの円形コイルが円の中心に、作る磁界の大きさを求める公式があります。この公式は円形コイルの中心の磁界の強さだけを求めるものです。また、このコイルがN巻の時は、ひと巻の時のN倍になります。ソレノイドとは、円筒状にコイルをグルグルに巻いたものです。ソレノイドの磁界は、1m当たりの巻数の密度に関係してきます。
導線に電流が流れると、磁界が発生します。ここでは、直線電流による磁界の強さの公式と円形電流による円の中心の磁界を求める公式を説明します。