引込線からコンセントまで

家庭のコンセントに電気製品をつなぐことで、いつでも電気を使うことができます。

私達は当たり前のように電気を使っていますが、引込線からコンセントまでどのように電気が来ているのかを考えてみます。

引込線からコンセントまでの電気の流れは、大まかに説明すると図のようになっています。

  1. 屋外の柱上変圧器で「100ボルト/200ボルト」に変圧された電気は、引込線で電力量計に接続されています。
  2. 電力量計を通った電気は、屋内の分電盤につながっています。
  3. 分電盤にはアンペアブレーカー、漏電しゃ断器、安全ブレーカーの順に電気がつながっています。
  4. 安全ブレーカーは、通常、複数個あり各部屋のコンセントに配電されています。

各機器の役割

■ 電力量計の役割

電力量計は、使用した電気の量を計量する電気計器のことで、「電力メーター」や単に「メーター」などといわれます。

以前は、回転する円盤を持つ積算電力計が一般的でしたが、最近は順次「スマートメーター」という電気の使用量を、細かく把握することができるメーターに変えられています。

■ アンペアブレーカーの役割

アンペアブレーカーは、電力会社と需要家(家庭や工場など)の間で契約された電力のことです。

一般家庭の分電盤にある写真のようなものです。

契約したアンペアを超えるとこのアンペアブレーカーが働いて電気が止まります。

■ 漏電しゃ断器の役割

漏電しゃ断器は名前の示すとおり、なにかの理由で漏電した時に漏電電流を感知して、この遮断器が働くようになっています。

アンペアブレーカや安全ブレーカーは、電気機器などが 「短絡」(ショート) した場合や電気を使いすぎた時に、流れる大きな電流を遮断するのが目的です。

それに対して、漏電しゃ断器は電路から大地に、漏電したときの 感電防止を目的 としています。

そのため、漏電遮断器が感知する動作電流は数十mA(ミリアンペア)と小さいものです。

■ 安全ブレーカーの役割

安全ブレーカー通常、複数個あって各部屋のコンセントなどに配線されています。

安全ブレーカーにより、配線がいくつかに別れているのは目的があります。

安全ブレーカーがない状態で、過負荷や電気機器の短絡により大電流が流れた場合は、大もとのブレーカが働いてしまうためすべての電気が遮断されてしまいます。

しかし、安全ブレーカーにより配線がいくつかに別れていれば、その回路の安全ブレーカーが遮断されるだけで済みます。

このように、家庭の電気も安全に使えるように考えられています。

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以上で「引込線からコンセントまで」の説明を終わります。