- 蛍光灯は以前からよく使われています。
- 蛍光灯が光る仕組み
- 蛍光管の構造
について説明しています。
蛍光灯回路には「スタータ式点灯回路」「ラピッドスタート式点灯回路」「インバータ式点灯回路」があります。
ここでは、一般的な「スタータ式点灯回路について説明します。
目次
蛍光灯回路の仕組み
図は蛍光灯回路の略図です。
蛍光灯が点灯する仕組み
- 蛍光管の両端の電極に電流を流して加熱します。
- グローランプと安定器により、放電が始まります。
- 電極から電子が放出されます。
- 電子が蛍光管の中の水銀原子と衝突して紫外線を発生します。
- 紫外線が蛍光管の中に塗られた、蛍光物質と反応して可視光線を放出します。
グローランプはバイメタルにより、スイッチの役目を果たします。
安定器は放電をさせるために、高圧電圧を発生します。
点灯している間は一定の電圧を保ちながら放電を安定させます。
コンデンサは放電による高周波の雑音を吸収するためのものです。
蛍光管の構造について
次の図は蛍光管の構造を示したものです。
■ 蛍光管の構造
- 蛍光管の両端に電極があります。
- 蛍光管の中にはアルゴンガスや水銀が入っています。
- 蛍光管の内面に蛍光物質が塗られています。
- 蛍光塗料の種類によって、昼白色や昼光色などの色になります。
最近では蛍光灯に変わり、LEDを使った光源に変わってきています。
蛍光灯には水銀などが入っていたり、発光効率などから徐々にLED蛍光灯に変化しています。
以上で「蛍光灯回路の仕組み」の説明を終わります。