- 乾電池のつなぎ方
- 直列つなぎの特徴
- 並列つなぎの特徴
- 豆電球はどっちが明るい
について説明しています。
電池のつなぎ方、直列つなぎと並列つなぎ
2個以上の電池のつなぎ方は
直列つなぎ と 並列つなぎ があります。
電池の直列つなぎと並列つなぎを説明します。
電池の直列つなぎ
図のように、電池の「プラスとマイナス」をつなぐ方法を 直列つなぎ といいます。
2個以上でも、同じつなぎ方をします。

電池の並列つなぎ
電池の「プラス同士とマイナス同士」をつなぐ方法を 並列つなぎ といいます。
2個以上でも、同じつなぎ方をします。

電池の直列つなぎと並列つなぎどっちが明るい
電池に豆電球をつないだ時は、直列つなぎの方が明るくなります。
電池の直列つなぎの特徴
電池に1個の、豆電球をつなだ時と比較する。
★ 電池の直列つなぎ(電池を2個)

- 2個の電池の直列つなぎは、電池の電圧が2倍になります。
- 電圧が2倍になるので、オームの法則により電流は2倍になります。
(豆電球の抵抗が同じと仮定する) - 電流が1個のときより、多く流れるので明るくなります。
- 電池の持ち(容量)は、1個の時より短くなります。
電池の並列つなぎの特徴
電池に1個の、豆電球をつなだ時と比較する。
★ 電池の並列つなぎ(電池を2個)

- 2個の乾電池の並列つなぎの電圧は、乾電池が1個のときと変わりません。
- 電圧が変わらないので、オームの法則により電流は変わりません。
(豆電球の抵抗が同じと仮定する) - 電流が変わらないので、明るさは変わりません。
- 電池の持ち(容量)は、1個の時より長くなります。
新しい乾電池と古い乾電池を一緒につなぐと
2つの乾電池の間で電気が流れてしまうので注意が必要です。
豆電球の直列つなぎと並列つなぎどっちが明るい
★ 豆電球の直列つなぎ
図のように、豆電球の端子をつなぐ方法を「直列つなぎ」と言います。

★ 豆電球の並列つなぎ
図のように、豆電球の端子をつなぐ方法を「並列つなぎ」と言います。

豆電球どっちが明るい
同じ電池に豆電球をつないだ時は、豆電球の並列つなぎの方が明るくなります。
★ 豆電球の直列つなぎ
豆電球を直列につなぐと、1個の明るさは暗くなります。

★ 豆電球の並列つなぎ
豆電球を並列につなぐと、1個の明るさは同じですが、全体の明るさは明るくなります。

少し電気的なお話し
電気回路の法則に、「オームの法則」があります。
オームの法則は電流、電圧、抵抗の間に、図のような関係にあります。

豆電球の明るさは電流の量で決まる
- 豆電球の明るさは、流れる電流の量で決まります。
- 流れる電流が多くなると、明るくなり、少なくなると暗くなります。
★ 豆電球1個の時の明るさ
電圧を「1.5」、抵抗を「1」とすると
電流の大きさは「1.5」になります。

★ 豆電球2個の直列つなぎ時の明るさ
電圧を「1.5」、抵抗は2倍になるので「2」
電流の大きさは「0.75」になり、電流の量が半分になるので暗くなります。

★ 豆電球2個の並列つなぎの時の明るさ
電圧を「1.5」、個々の抵抗は「1」
電流の大きさは、全体では「3.0」になります。個々の電球が光るので、全体では明るくなります。

まとめ
乾電池の直列つなぎは
乾電池の個数に応じて電圧が高くなるので 電球などを明るくする使い方 です。
乾電池の並列つなぎは、乾電池の個数に応じて 電池の容量が増えるので長持ちさせる使い方 です。
以上で「電池のつなぎ方、直列つなぎと並列つなぎの特徴」の説明を終わります。
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以上で「乾電池の直列つなぎと並列つなぎ」の説明を終わります。