懐中電灯やLEDライトに乾電池を入れるときには、乾電池を入れる向きがあります。
あまりにも当たり前のことなので、説明する必要はないかもしれませんね。
乾電池のつなぎ方は、直列つなぎと並列つなぎ がありますので特徴を説明します。
乾電池のつなぎ方その1(直列つなぎ)
1.5V(ボルト)の乾電池1つに、豆電球をつなぐと豆電球に電流が流れて豆電球が光ります。
乾電池に書いてある 1.5V(ボルト)というのが 電圧 にあたります。
そして、豆電球が点灯したときに電線の中を流れているものが 電流 にあたります。
乾電池の直列つなぎは電圧が高くなる
電圧というのは電気を流そうとする能力なので、1つより2つの方が電気を流す圧力(能力)が強くなります。
先ほどの豆電球をつないだ回路に、2個の乾電池を直列つなぎ(2つの電池をプラス・マイナス・プラス・マイナスの順)につなぐと、乾電池の電圧が3V(ボルト)になります。
このように接続することを、直列つなぎ(直列接続と言ってもかまいません)といいます。
明るさが1つのときより明るく光リます。
- 乾電池の直列つなぎは、2個の乾電池が1つになったと考えることができます。
- 乾電池の直列つなぎは、乾電池の電圧が2倍になります。
- 当然ですが3個直列にすれば、電圧が3倍になります
- 電池の持つ容量としては、変わりません。
なぜ、明るく光るかというと、電圧が2倍になったので豆電球に流れる電流が2倍になったからです。
電流が多く流れると電気がする仕事が、増えるので明るさが増すことになります。
電池のつなぎ方その2(並列つなぎ)
乾電池を並列つなぎ(2つの乾電池の「プラスとプラス」・「マイナスとマイナス」)にすると、乾電池が1つのときより長持ちします。
このように接続することを、並列つなぎ(並列接続と言ってもかまいません)いいます。
このつなぎ方は電圧の大きさは1.5V(ボルト)で変わりませんが、乾電池の容量が2倍に長持ちするつなぎ方です。
- 乾電池の並列つなぎは、2個の乾電池が1つになったと考えることができます。
- 乾電池の並列つなぎは、乾電池の容量が2倍になります。
- ただし、2つの乾電池の容量が同じものであることが前提です。
- 電池の電圧は1.5V(ボルト)で、変わりません。
乾電池の容量が違うものを使うと、2つの乾電池の間で電気が流れてしまうので注意が必要です。
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懐中電灯や携帯ラジオなど、電池を入れたままにしておくものには「液漏れ防止設計」の電池が適切です。
以上で「乾電池の直列つなぎと並列つなぎ」の説明を終わります。