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渦電流が発生する原理

渦電流がどのように発生するのかを、理解するのはとてもむずかしいことです。

ここでは 電磁誘導の法則 と 右ねじの法則 で説明します。

目次

導体に磁石を近づけた時

■ 磁石を近づけた時のA点の磁界の変化

1.A点の磁界は磁石が近づくので、磁界の強さは増加していきます。

2.A点では 電磁誘導 により増加する磁界を減らす方向に、点線のような向きの磁界が発生します。

これは レンツの法則 です。

点線のような向きの磁界を作るためには 右ねじの法則 による 赤い矢印の方向の電流 が流れなければなりません。

3.上のようなことが、導体全体のあらゆる所で起こります。

従って、図のような 渦電流 が発生します。

4.この渦電流による磁界は磁石の向きと反対になり、反発する力になります。

5.導体は無数の円形コイルの集まりと考えることができますので、図のような渦電流が導体に発生します。

導体から磁石を遠ざけた時

■ 磁石を導体から遠ざけた場合は、図のように磁界の向きや電流の向きは逆方向になります。

元の磁界を妨げる方向の磁界が発生する レンツの法則 が考え方の基本になります。

以上で「渦電流が発生する原理」の説明を終わります。

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