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直流100Vと交流100Vの違い
直流100Vと交流100Vを比べてみると、直流は電圧が100Vで一定ですからわかりやすい。その点、交流の場合は、電圧が変わるので理解が難しい。
直流は極性が変わらない
直流電源のプラスとマイナスの極性は、時間が過ぎても変わるこがなく同じ極性を示します。そのため使用する時に、極性を正しい向きで取り付けないとうまく動作しません。
懐中電灯やリモコンなど、乾電池を使うものは極性があるので、電池の向きを正しく入れる必要があります。
直流の場合は、実効値=最大値=平均値=100V と考える事ができます。
交流は極性が変わる
交流の場合は、時間と共に大きさと極性(向き)が変わります。
100V交流の電圧の最大値は100Vより大きい
交流100Vの波形を見ると最大値は、約141Vあります。これは、実効値100Vのルート2倍になります。
交流電圧には「実効値」「最大値」「平均値」の3つの値があります
実効値とは、直流の電圧と同じ仕事をする値をいいます。
最大値とは、交流の値の中の最大の値をいいます。
平均値とは、交流の値を平均したものをいいます。
実効値:\(E=100\) [V]
最大値を\(E_m\) [V]
平均値を\(E_{av}\) [V] とすると次のような関係があります。
実効値\(E=\cfrac{E_m}{\sqrt2}=100\) [V]
最大値\(E_m=\sqrt{2}E=141.4\) [V]
平均値\(E_{av}=\cfrac{2}{π}E_m≒90\) [V]
以上で「直流100Vと交流100Vの違いは何?」の説明を終わります。