三相交流の相回転と電動機の回転方向

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三相交流の相回転と電動機の回転方向

三相交流の相回転

もう一度、三相交流の波形を見ると各相には互いに120度の位相差があります。

三相交流には相回転(相順ともいう)というものがあります。

図Aでは、三相交流のR相を赤、 S相を緑、 T相を青として書いているが

通常、相回転として使うのは、赤、白、青(黒)が使われる。

サイトの都合上、白が使えないのでここでは、緑を使っています。

三相交流回路の相回転をわかりやすくするために、

S相をR相から120度、T相をR相から240度ずれたところまで点線にしてあります。

三相交流のR相がゼロから始まり、S相が120度遅れてゼロから始まります。

さらに120度遅れて、T相がゼロから始まります。

三相交流の相回転とベクトル

相回転をベクトルで表示するには、図のように三相各相のベクトルを、「O」を中心として反時計方向に回転させた時、基準軸を通過する順序で表します。

三相交流回路の各相の呼び方と記号などの慣習

相順電源記号負荷端子電線の色
入力出力
第一相RUu
第二相SVv
第三相TWw青(黒)
第四相NOo

三相交流回路では電源側としては R、S、T を使い、負荷側の三相誘導電動機などでは U、V、W を使います。

変圧器などの入力側には大文字で U、V、W を使い、出力側には小文字で  u、v、w を使います。

三相交流回路の場合、RST(赤白青)で正相の相回転としている。

なぜ相回転が必要かというと、三相誘導電動機では相回転を合わせることで、規定の方向へ回転させる事ができます。

三相誘導電動機の回転方向を変える方法

三相誘導電動機の回転方向を変えるには、三相のうちの2本を入れ替えることで回転を逆にすることができます。

この場合入れ替えるのは、第1相と第3相を入れ替えるようにするのが一般的です。

ブレーカを正面から見た時に三相交流回路の場合

R相とT相を入れ替える前の相順は、第1相、第2相、第3相(正相)となり

R相とT相を入れ替えた後の相順は、第3相、第2相、第1相(逆相)

のようになるからです。

このため、通常は第1相、第2相を入れ替えることはしません。

電動機(モーター)の回転方向について

回転方向の見方は

出力の軸側から見て、時計方向をCW:時計回り(clockwise)

出力の軸側から見て、反対方向をCCW:反時計回り(counterclockwise)と呼びます。

電動機(モーター)の回転方向の日本の規格

日本の場合、JISの規格によれば、「軸の反対方向から見て時計方向を正回転とする」とされている。

従って、軸側から見れば時計と反対方向のCCWの回転が正回転となる。

以上で「三相交流の相回転と電動機の回転方向」の説明を終わります。

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