雷を落とさない避雷針の話

従来の避雷針は避雷針から お迎え放電 をして、カミナリを避雷針に誘導するもの です。

最近では「カミナリ」を誘導するのでなく、「カミナリ自体」を落とさない避雷針の研究が進んでいます。

従来の避雷針

カミナリを避雷針に誘導してカミナリのエネルギーを、大地に吸収させる方法は安全性などを考えると問題があります。

  1. カミナリのエネルギーが大きいので、たとえ避雷針に落ちても周囲に電磁的な影響がある。
  2. 大地に逃がしても「地電位上昇」などの影響がある。
  3. 必ず避雷針に落雷するとは限らない。
  4. 落雷により、火災が発生したりすることがある。
  5. などの問題があります。

雷を落とさない避雷針

今までの避雷針はカミナリを誘導して、カミナリのエネルギーを大地に逃がすという考え方でした。

カミナリが来ても落雷が起こらなければ、「地電位上昇」や「火災」になることもないわけですから、そもそもはじめからカミナリを落とさなければ問題はなくなります。

このようにして考えられたのが、「PDCE」避雷針というものです。

「PDCE」避雷針の原理は、図のように避雷針の上部のお椀型の間に「絶縁体」を入れます。

避雷針の上部が、静電誘導作用によりマイナスに帯電します。

雷雲の下部にあるマイナスの電気と「PDCE」避雷針のマイナスの電気により、落雷を防ぐことができます。

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以上で「雷を落とさない避雷針の話」の説明を終わります。