雷を落とさない避雷針の話




従来の避雷針は避雷針から「お迎え放電」をして、「カミナリ」を避雷針に誘導するものです
最近では「カミナリ」を誘導するのでなく、「カミナリ自体」を落とさない避雷針の研究が進んでいます。

雷を落とさない避雷針

従来の避雷針


カミナリを避雷針に誘導してカミナリのエネルギーを、大地に吸収させる方法は安全性などを考えると問題があります。

  1. カミナリのエネルギーが大きいので、たとえ避雷針に落ちても周囲に電磁的な影響がある。
  2. 大地に逃がしても「地電位上昇」などの影響がある。
  3. 必ず避雷針に落雷するとは限らない。
  4. 落雷により、火災が発生したりすることがある。

などの問題があります。

雷を落とさない避雷針

今までの避雷針はカミナリを誘導して、カミナリのエネルギーを大地に逃がすという考え方でした。

カミナリが来ても落雷が起こらなければ、「地電位上昇」や「火災」になることもないわけですから、カミナリを落とさなければ問題はなくなります。

このようにして考えられたのが、「PDCE」避雷針というものです。

「PDCE」避雷針の原理は、図のように避雷針の上部のお椀型の間に「絶縁体」を入れます。
避雷針の上部が、静電誘導作用によりマイナスに帯電します。
雷雲の下部にあるマイナスの電気と「PDCE」避雷針のマイナスの電気により、落雷を防ぐことができます。

静電気はなぜ起こる?

2018.11.18

以上で「雷を落とさない避雷針の話」の説明を終わります。