コンダクタンスについて

インピーダンスとアドミタンス

交流回路で電流の流れを ジャマ する働きをするものを インピーダンス といいます。

インピーダンスは 交流回路の電圧と電流の比 で表し、記号に \(Z\) 単位はオーム \([Ω]\) を使います。

インピーダンスを \(Z\) 抵抗を \(R\) リアクタンスを \(X\) とすると

\(Z=R+jX\quad[Ω]\) で表します。
関連記事

インピーダンスとは何か ということを、一言でいえば 交流回路の電圧と電流の比 ということになります。 ちなみに、直流回路の 電圧と電流の比 は、抵抗 ということになります。 ここでは、交流回路における インピーダンス について説[…]

インピーダンスの逆数を、アドミタンスといい \(Y\) で表し、単位にジーメンス \([S]\) を使います。

アドミタンス \(Y\) 抵抗を \(R\) リアクタンスを \(X\) とすると

\(Y=\cfrac{1}{Z}\)\(=\cfrac{1}{R+jX}\)\(=\left(\cfrac{R}{R^2+X^2}-j\cfrac{X}{R^2+X^2}\right)\quad[S]\) で表します。

アドミタンスの実数部を コンダクタンス と呼び、虚数部を サセプタンス と呼びます。

関連記事

抵抗 は電気回路において、電流の流れを妨げる という性質を持ちます。 抵抗器は 直流回路でも交流回路でも、純粋な抵抗として働きますので 純抵抗(レジスタンス) といいますが、一般的に純抵抗のことを「抵抗」と呼びます。 コイルやコ[…]

コンダクタンスとは

■ コンダクタンスとは

直流回路では、抵抗の逆数をいいます。
交流回路では、アドミタンスの実数部をいいます。

■ 直流回路の場合

コンダクタンスは抵抗 \(R\) の逆数になります。

\(G\) で表し、単位にジーメンス \(\rm[S]\) を使います。

\(G=\cfrac{1}{R}\quad\rm[S]\)

コンダクタンスは、抵抗の並列接続のときに使うと便利なものです。

図のような抵抗の並列接続があるとき、合成抵抗を \(R\) とすると合成抵抗の逆数、\(\cfrac{1}{R}\) は次のようになります。

\(\cfrac{1}{R}=\cfrac{1}{R_1}+\cfrac{1}{R_2}+\cfrac{1}{R_3}\quad\rm[Ω]\)

これをコンダクタンスで表すと、合成コンダクタンスを \(G\) 、それぞれのコンダクタンスを \(G_1、G_2、G_3\) とすると

合成コンダクタンス \(G\) は

\(G=G_1+G_2+G_3\) のように、単純な足し算で計算することができます。

オームの法則をコンダクタンスで表す

オームの法則をコンダクタンスを使って表してみます。

\(I=\cfrac{V}{R}=GV\quad\rm[A]\) 

\(V=RI=\cfrac{I}{G}\quad\rm[A]\) 

\(G=\cfrac{I}{V}\quad\rm[S]\) となります。

以上で「コンダクタンスについて」の説明を終わります。