FET(Filed Effect Transistor:電界効果型トランジスタ)は
MOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)型FET と 接合型FET(JFET)の2種類があります。
ここでは、 MOSFETの仕組み についての説明をします。
目次
MOSFETの仕組み
図のように、MOSFETにも Nチャネル型 と Pチャネル型 の2つがあります。
MOSFETの端子は、 「ドレイン」、「ソース」、「ゲート」、「バックゲートまたはボディ」 の4端子があります。
ただし、一般的には ソース と バックゲート を内部で接続して、3 端子になっています。
MOSFETの動作原理
■ ゲート-ソース間の電圧がゼロの時
ゲート-ソース間の電圧 \(V_{GS}\) がゼロのときは、チャネルができないので電流は流れないことになります。
■ ゲート-ソース間に電圧が加えられた時
ゲート-ソース間に電圧が加えられると、ゲートの所に自由電子が引き寄せられます。
これにより、ソースとドレインの間に自由電子が多くなるので、電流が流れることになります。
CMOSについて
CMOS(Complementary MOS)とは、次の図のように相補型に接続した MOSFET のことをいいます。
LSI や IC のほとんどはこの「CMOS」で構成されています。