電荷とクーロンの法則




スポンサーリンク



電荷とクーロンの法則

電荷には、正と負の電荷があり、この電荷が幾何学的に点と考えられるときに、これを点電荷といいます。

帯電体で最も小さな電荷を持つ単位としては、負の電荷を持つ電子があります。

その電子の持つ、電荷と質量は次の通りです。

電子1個の電荷量
\(e=-1.6×10^{-19}\) [C]

電子1個の質量
\(m=9.109×10^{-31}\) [kg]

クーロンの法則(静電気)の公式

二つの点電荷の間には、図のように点電荷を結ぶ直線上に力が作用する。

力の方向は、異種の電荷では互いに吸引し、同種の電荷であれば互いに反発する。

力の大きさは、それぞれの電荷の積に比例し、相互の距離の2乗に反比例する。

これをクーロンの法則といい、式で表すと次のようになります。

真空中の場合

\(F=k・\cfrac{Q_1Q_2}{r^2}\) [N]

\(F=\cfrac{1}{4πε_0}・\cfrac{Q_1Q_2}{r^2}\) [N]

\(F≒9×10^9×\cfrac{Q_1Q_2}{r^2}\) [N]

\(k=\cfrac{1}{4πε_0}≒9×10^9=90億\) [N・m2/C2]

\(ε_0=\cfrac{10^7}{4π{c_0}^2}≒8.854×10^{-12}\) [F/m]

\(F\):静電気力 
\(ε_0\):真空の誘電率 
\(c_0\):真空中の光の速度 
\(k\):比例定数  
\(Q\):電荷 [C] 
\(r\):電荷間の距離 [m]

比誘電率が εr の誘電体の中の場合

真空中でない場合は、次の式のようになります。

\(F=\cfrac{1}{4πε_0ε_r}・\cfrac{Q_1Q_2}{r^2}\) [N]

静電誘導について

静電誘導とは、帯電している帯電体A を帯電していない導体B に近づけたときに、見られる現象のことです。

図のように、帯電体A(プラスの電荷)を導体B に近づけると、帯電体A に近いC 付近にマイナスの電荷が現れ、反対側のd 付近にはプラスの電荷が現れます。

当然のことですが、帯電体の電荷がマイナスの場合は、導体に現れる電荷の正負は反対になります。

静電遮蔽について

図は中に空洞を持つ「」の断面を見たところを表しています。

このような球が帯電すると、次の図のように電荷は導体の表面にのみ分布します。

中空の内部には電荷は存在しません。

このように、中空部分が外部の電荷の影響を受けないことを「静電遮蔽」といいます。

以上で「電荷とクーロンの法則」の説明を終わります。




スポンサーリンク